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ノンアルメーカー紹介:OFF株式会社(オフ)株式会社

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はじめに

「ノンアルメーカー紹介」シリーズは、ノンアルドリンク市場に製品を投入するメーカー単位でクローズアップし、歴史や製品の紹介、特徴を紹介していく記事です。    

今回は、OFF株式会社(オフ)株式会社です。創業は2020年210月で、代表取締役は駒形俊太郎氏です。アルコールとはまた違った「酔い」が味わえるカンナビノイド製品の製造受託や自社製品である「Chilling High」を取り扱っており、今まで当サイトで取り扱ってきた商品とはまた違う種類のノンアルドリンクを展開するということで、大変注目している企業であります。

本記事は特別に代表取締役の駒形氏にお時間をいただき、ヒアリングを交えて作成したものとなります。本記事に対するお問い合わせ等は以下までお願いします。

お問い合わせ

メーカーの会社概要

商号:OFF株式会社(以下OFF)

設立:2020年2月

本社所在地:東京都目黒区下目黒3-1-22 谷本ビル2階B号室

資本金:1,025万円
従業員数: 5名(2024年10月時点)※業務委託含める

会社の紹介

代表の経歴

2015年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。研究テーマは機械学習やAI。また、24大学で構成されるNPO法人AIESEC JAPANでは、専務理事・事務局長として活躍。卒業後には同年青山社中株式会社に新卒入社。自治体のコンサルティング・中小企業の海外市場への販路開拓に従事。その後、株式会社FiNC Technologiesにて、サブスクリプション事業のデータサイエンス・PMに従事。

2020年2月にOFF株式会社を創業。

設立の経緯

OFFは、2020年2月に現代表の駒形氏が共同経営者の井上裕太氏と創業した企業です。井上氏は大学時代の同じサークルのメンバーであるそうです。

設立の経緯は大きく分けて二つあります。一つ目は駒形氏がNPO法人に在籍している間、グローバルに活動する機会が多く、一部の国では大麻が使用できるのに、なぜ日本では大麻の使用がだめなのかという社会的スティグマ(特定の物事への偏見)への疑問から、大麻に興味を持ったそうです。

二つ目は青山社中時代に自治体のコンサルティングを実施する上で、日本の地域の衰退が進んでいるのを目の当たりにし、スタートアップとして日本に新しい産業を作りたいと考えたことから、設立に至ったとのことです。

なお、駒形氏本人は学生からお酒を飲むことが多かった一方、起業すると日々のパフォーマンスに影響があるとのことで、アルコールは現在週一の頻度でしか飲まないそうです。

現在の事業内容

現在の事業内容はカンナビノイド原料の輸入卸事業やカンナビノイド製品の製造受託(OEM)事業、カンナビノイド製品の小売事業等です。また、CBDに関連したイベントも定期的に開催しております。ソバキュリ!でもイベントの参加記事を掲載していますので、是非読んでみてください。

【参考】のんある探訪:無酒飲み会(下北沢ミートブラザーズ)

会社名の由来

「OFF the rails」という「社会のレールを外れても自分達が正しいと思うことに挑戦し、世の中を変える生き方」を選びたいという意味での「OFF」と、一息つくリラックスという意味での「OFF」が会社名の由来です。

自社のオリジナルCBD商品「tokyo mooon」の由来

tokyoは東京から来ており、東京から世界に羽ばたくという意味で付けたそうです。また、設立当初はCBDオイルを作るところから始めたため、リラックスした夜を連想させるために「moon(月)」を付けたそうです。

会社の強み

原材料輸入のノウハウ

OFFの強みとして、カンナビノイド原料の輸入卸事業を実施する上での輸入ノウハウがあります。CBDの原材料となるヘンプバイオマスの価格や外国為替等、CBD原料の仕入れ価格は日々変動しています。量も含めた仕入れのタイミングや為替を踏まえた調達時期、実際に取引するサプライヤーを分散することで、調達する原材料の価格の安定化に努めています。

また、価格よりも重視しているのが品質であり、大量生産のノウハウがあり品質も高いアメリカ産や、品質は高いものの人件費が安い東欧から重点的に原材料を仕入れています。

水溶性CBDの製造技術

CBDは通常油にしか溶けない成分ですが、水に溶かすために粒子化する技術を持っており、ドリンクに使用できる水溶性CBDを販売しています。それを使用して、アルコール飲料の代替となるリラクゼーションドリンク(Chilling High)も販売しています。

主なターゲット

主なターゲットは、ゆとり世代(1987年〜1995年生まれ)とZ世代(1996年生まれ以降)です。特に若い年齢層からアプローチをして、年輩層にも本格的に消費してもらうような地図を描いています。

主要製品(商品)の紹介

Chilling High

商品説明
内容量 300ml
原材料名 糖類(砂糖(国内製造)、果糖)、レモン果汁/香料、保存料(安息香酸Na)、カンナビノール、デキストリン、増粘剤(アラビアガム)、乳化剤、カンナビジオール
エネルギー(100ml) 31kcal
たんぱく質(100ml) 0g
脂質(100ml) 0g
炭水化物(100ml) 8.0g
食塩相当量(100ml) 0g
  • 「Chilling High」(通称:チルハイ)は「健康的な楽しい交流」を実現するために、大麻由来の天然成分(CBDとCBN)を含むドリンクとして生まれました。
  • 「穏やかな高揚感」という意味を込めて「Chilling High」と名づけています。
  • ご自宅での晩酌、パーティーや祝い事などの機会におすすめの商品です。
  • OFF株式会社が販売しております。
酸味 ★★★★
甘み
再現度
コスパ ★★

色はかなり濃く、梨のジュースのようです。 水分の粘度が非常に高いです。柑橘系とミント系が合わさったような香りがします。 一口目は酸味を強く感じますが、次第に甘みが強くなっていきます。後味はCBDとCBNの苦みを強く感じます。CBDとCBNが入っているので、アルコールとはまた違った酔いが楽しめますので、是非試してみて下さい。

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会社の目標

会社の目標は以下三点です。

①グローバルな事業展開    

アメリカのオレゴン州に法人を設立しており、日本の新しい産業としてCBDビジネスをグローバルに展開しつつ、事業運営を通してグローバルな人材を育てたいそうです。

②バリューチェーンの垂直統合

商品の品質をコントロールし、コストを下げるためには、原料の抽出・製造・販売までを自社で行う必要があります。

③原料の研究開発    

会社の強みでも記載したCBDを水に溶かすために粒子化する技術を用いて、CBDの吸収性(機能性)を向上させる実験を実施しており、他社の原材料との差別化を図っていきます。

今後の戦略

積極的に飲食店や食品・飲料メーカー等の他企業とのコラボを増やしていきたいとのことです。    

実際に渋谷で特徴的なカフェを多く展開する「宇田川カフェグループ」と継続的に商品を開発しており、そこの店でOFFが製造した原材料を使ったビール等を販売しています。

ちなみに、自社製品である「Chilling High」は、自社の技術を他企業に認知してもらうための広告塔のような役割を担っています。

まとめ

代表である駒形氏とはイベント含めて2度お会いしましたが、自社製品・商品を日本からグローバルに展開したいという想いが、会話やインタビューを通して伝わってきました。

ソバキュリ!としてもアルコールを摂取する以外での「酔い」を追求していきたいという想いから、CBDやCBNの商品には注目していますので、今後も注視かつ積極的に応援していきたい企業となります。

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