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新聞記事で「ノンアルコールビール」という言葉が出現

新聞記事において「ノンアルコールビール」という言葉が最初に出てくるのは、アルコール類の輸出入等を手掛ける日本酒類販売株式会社が、西独ヘニンガー社から輸入販売しているノンアルコールビール「ゲステル」の販促活動を取り上げた記事である(「日経産業新聞」1982.10.12)。

その後に新聞記事においてノンアルコールビールの販売が取り上げられたのは、清涼飲料水の輸入および販売会社アメリカンテクニカルマーケティングが、米国のビールメーカーであるパール・ブルーイング社からノンアルコールビール「NA」の日本国内における独占輸入販売権を取得し、1985年6月上旬から本格販売を行うという記事(「日経産業新聞」1985.5.29)であり、それまで約三年間「ノンアルコールビール」という言葉は出てこない。

1985年まで新聞から「ノンアルコールビール」関係の記事が四つしか抽出できなかったことを鑑みると、当時の「ノンアルコールビール」カテゴリーは非常にマイナーであり、一般消費者に充分な認知がされていなかったと言える。

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