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3.142021
ノンアルコールドリンクの定義
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
「ソバキュリ!」は、ノンアルコールドリンクを日本でもっと浸透させるべく、管理人が立ち上げたサイトです。
管理人はお酒が大好きです。ただ、体質でお酒が飲めない人やお酒が好きだけど飲めない状況にある人にも、もう少しノンアルコールという選択肢があれば良いかなと思っています。
そもそも、ノンアルコールドリンクとは?
さて、そのノンアルコールドリンクの「ノンアルコール」という言葉の定義ですが、皆様はどう捉えるでしょうか。
例えば、コーラやオレンジジュースはノンアルコールドリンクの一種ですが、わざわざノンアルコールドリンクとは言いません。これらが良く呼ばれるのは、ソフトドリンクでしょうか。
富士経済での説明
ノンアルコール「ビール」の定義には、一つの解があります。これは、シンクタンクの富士経済が発売している「2021年 食品マーケティング便覧 No.2」で使用されている定義より、「日本の酒税法で酒として扱われない、アルコール度数1%未満のビール風味の発泡飲料」とします。
要するに、アルコール度数1%未満かつビール風味という二つの条件を満たした飲料がノンアルコール「ビール」となるのです。そのため、アルコール度数0.5%のビール風味飲料はノンアルコールビールとなります。
以上より、ノンアルコール「ドリンク」は、アルコール度数1%未満かつお酒風味という二つの条件を満たした飲料と定義します。お酒風味という条件は、お酒の味を目指したものということです。そのため、お酒の味を目指していないコーラやオレンジジュースはノンアルコールドリンクと呼ばないこととします。
ただ、こういった反論もあると思います。「微量のアルコールを含んでいる飲料をノンアルコールというのはおかしくないか?」と。
では、皆様が普段から飲んでいるソフトドリンク等は、アルコールを含んでいないのでしょうか。実は、ソフトドリンクと呼ばれる飲料の中にもアルコールを含んでいるものがあります。それは、天然果汁を含む飲み物です。
上記の表を見ていただくと分かる通り、ソフトドリンクと呼ばれる飲料の中でも、かなりアルコールを含んでいるものもあります。そのため、アルコール度数1%未満という条件を満たしていれば、ノンアルコール「ドリンク」と呼んで差支えないと私hk5は考えております。
本サイトでのノンアルコールドリンクの定義
以上より、本サイトのノンアルコール「ドリンク」の定義は、アルコール度数1%未満かつお酒風味という二つの条件を満たした飲料とします。
ただ、ノンアルコールドリンクの定義は各文献や税法により異なるため、注意して下さい。
【参考】日経BP社.(2002).日経レストラン,8月号,119.