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市販で初めてノンアルカクテルが発売

ノンアルコールはビールだけでなく、カクテルやサワーでも普及の動きが見られた。例えば帝国ホテルでは、W杯の日韓共催にちなみ、出場各国をイメージした三十二種類のオリジナルカクテルを楽しむことができる「世界のカクテルフェア」において、飲酒が禁止されているサウジアラビアのサポーター向けに国旗をイメージした緑色のノンアルコールカクテルを用意していた(「日本流通新聞」2002.4.18)。

日本でノンアルコールカクテルが初めて市販で発売されたのは、ポッカコーポレーションが発売した「ツイスト シャンディ」が最初と見られる。この商品は、カナダのラバット・ビール社の製品で、瓶入りタイプしかないものをポッカコーポレーションが既存ラインを使って、缶に充てんしたものである。中身はアルコールをほとんど抜いたビールに、果糖や酸味料を加えて作ったビールをベースにしたノンアルコール飲料だそう。

この商品は、中京地区で試験的に売り出していた。(「日経産業新聞」1987.2.3)。

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