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※本記事は、2023年9月時点でのランキングです。

はじめに

現在、様々なノンアルコールドリンクが発売されています。ドリンクの種類としてはビールの他、ワイン、サワー、カクテル、日本酒、焼酎があり、各メーカーの努力もあり、日々味の進化が止まりません。特にノンアルコールビールにおいては、市場や酒類、質に至るまで充実してきており、今後の展開が気になります。

本記事ではそんな勢いのあるノンアルビールを、70種類以上のノンアルビールを飲んだ本サイトの管理人hk5が、独断と偏見により美味しい(再現度の高い)9種類を選抜して紹介していきます。なお、今回はALC0.0%編ということで、微量でもアルコールが含まれている商品は対象外とさせていただきます。

モリッツアクア(モリッツ)

スペインのビールメーカーであるモリッツ社が、水に非常にこだわって造ったビールテイスト飲料であり、ピレネー山脈から湧き出るミネラルウォーターや上質なザーツホップ、スペイン産の米が原材料に入っているのが特徴的です。

色はコロナビールやテカテビールといったラテン系のビールと同じように、少し薄い黄金色といった感じです。甘味は弱く、苦みが強いです。特に後味に非常にキレがあり、苦みが強く残ります。味もビールに非常に近いため、苦いビールが好きな方にはおススメの商品です。

【参考】モリッツアクア

龍馬レモン(日本ビール)

厳選したドイツ産麦芽とホップにレモン果汁(3%)をたっぷり加えた、ノンアルコールのレモンビールです。龍馬1865で有名な日本ビールが製造しており、レモン果汁やレモン果皮が使われています。

苦みは一切なく、ビールが苦手な女性も非常に飲みやすいと思います。甘みは程ほどで、夏でもごくごく飲めます。パナシェというビールにレモンの味を付けたカクテルに対する再現度はぴか一です。非常に美味しく、万人受けする味だと思いますので、おススメの一品です

【参考】龍馬レモン

ヴェリタスブロイ(パナバック)

パナバックが本場ドイツでビール純粋令を厳格に守り、創業385年の老舗ブルーワリーと共同開発した商品です。ビール純粋令とは、1516年にバイエルン公国の君主ウィルヘルム4世が、「ビールは大麦、ホップ、水のみを原料とすべし」という内容で発出した命令です。そのため、、原材料はモルト、ビール酵母、ホップ、天然水のみとなっています。

甘味が弱く苦みが強いため、後味のキレ感はまさにラガービールそのものです。
色はラガーっぽく、非常に薄い黄金色です。価格も非常にリーズナブルで、本格的なビールが好きな人に飲んでほしいです。

【参考】ヴェリタスブロイ

グリーンズフリー(キリン)

ビールの原料と同じ麦とホップと水を主原料とし、香料・人工甘味料無添加で素材本来の味わいや香りを楽しめます。麦芽(外国製造)だけでなく、大麦や米発酵エキスを使用することによりビールへ味を近づけています。

苦味が強く、甘味は弱めです。特に後味がビールに近く、キレが強いです。値段も良心的で、コスパは最強です。

【参考】グリーンズフリー

ノンアルコールビールブラック(小樽麦酒)

ホップの香りを抑えて麦のローストフレーバーを引き立て、適度な甘みを残してじっくり熟成させた、スタウト(黒ビール)です。大麦麦芽だけでなく、小麦麦芽が使われております。

ローストされた麦の香りが強く、一口目からロースト麦芽の強い苦みを感じます。黒ビールらしく、見た目は真っ黒です。泡は強くありませんが、きめ細かいです。後味は甘みを多少感じる程度で、やはり苦みが強いです。多少温くなっても美味しいので、ゆっくり飲むのに適してします。まさに黒ビールです。

【参考】ノンアルコールビールブラック

MARUKU AF STOUT(小樽麦酒)

ホップの香りを抑えて、麦のローストフレーバーを引き立て、適度な甘みを残しつつ、じっくり熟成させています。製造は小樽酒造で有名なアレフが、企画と販売はMARUKU Companyが手掛けているため、ノンアルコールビールブラックと味は同じです。

ローストされた麦の香りが強く、一口目からロースト麦芽の強い苦みを感じます。後味は甘みを多少感じる程度で、やはり苦みが強いです。小樽麦酒が製造するノンアルコールビールは、アルコール0%の製品の中では最高峰クラスであると感じさせてくれる一品です。

【参考】MARUKU AF STOUT

ビアー・デザミ・ブロンド0.0％(湘南貿易)

日本では珍しい「減圧蒸留」という製法でビールからアルコール分のみを除去したアルコール0.0%のビールです。真空状態のまま40°C以下でアルコールを取り除くことにより、ビール本来の香り、味わいを損なうことなく仕上げています。

麦を感じた後に、オレンジピールの微かな香りを感じます。飲んだ瞬間は完全にビールです。麦の味やコクをしっかり感じます。気になるレベルではありませんが、後味に多少麦のえぐみを感じます。文句なしに美味しいノンアルコールビールです。ただ、非常に価格が高いため普段使いは出来なさそうなので、特別な日にどうぞ。

【参考】ビアー・デザミ・ブロンド0.0％

オホーツクフリー(オホーツクビール)

添加物を一切使用せず、原料は麦芽とホップ、炭酸だけのオリジナル製法で造られたオールモルトノンアルコールビールです。麦芽由来の酵素反応や酵母菌・酢酸菌による発酵によってナチュラルな風味が実現されています。

ホップがかなり効いているためか、苦味はかなり強いです。後味に酸味が強く残ります。麦の甘みを感じるため、冷やしたほうが苦いビール党は美味しく感じそうです。再現度はかなり高めで、おすすめです。

【参考】オホーツクフリー

LUST FOR LIFE DDH IPA(BRULO)

シトラ、シムコ、モザイクの3種のホップを使用したIPAスタイルのノンアルコールビールです。風味、苦味、飲みやすさのバランスが完璧なこのダブルドライホップIPAは、通常の2倍の量のホップを使用しており、ジューシーなホップの風味とアロマがさらにパンチを効かせている1本です。

泡もアルコール0%の製品の中では非常にきめ細かい方です。色は薄い黄色です。飲んだ瞬間に多少苦味を感じますが、製品説明に書かれている通り甘みも感じるため、非常にバランスが良いです。後味も麦芽の臭みをあまり感じず、全体的に完成度が高いです。

【参考】LUST FOR LIFE DDH IPA

いかがでしたでしょうか。今回紹介した商品はすべて太鼓判を押せるレベルであり、日ごろノンアルビールが物足りないな、と感じている人にはぜひ飲んでほしいものばかりです。