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  1. 宝酒造が「バービカン」の輸入販売を始める

    1986年には三菱商事が総代理店となり、宝酒造が英国バス・ブリュワリー社の「バービカン」の輸入販売を2月から始めた。この「バービカン」は、バス・ブリュワリー社から原液を輸入し、千葉県松戸市の工場でボトリングしているもので、アルコール分は0.02%である。

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  2. 新聞記事で「ノンアルコールビール」という言葉が出現

    新聞記事において「ノンアルコールビール」という言葉が最初に出てくるのは、アルコール類の輸出入等を手掛ける日本酒類販売株式会社が、西独ヘニンガー社から輸入販売しているノンアルコールビール「ゲステル」の販促活動を取り上げた記事である(「日経産業新聞」1982.10.12)。

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  3. 「ホッピー」の発売

    「ノンビア」の流行が終息する一方で、1948年7月15日にホッピービバレッジ株式会社が「ホッピー」を発売し爆発的に売れた。この製品が売れた理由としては、戦後の日本においてアルコールの粗悪品が多く流通していたため、粗悪なアルコールの割り材として人々に受け入れられたと考えられる。

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  4. 日本で「ノンビア」が大流行

    日本におけるノンアルコールビールの歴史は、ビアテイスト飲料の元祖と言える「ホッピー」を販売するホッピービバレッジ株式会社のホームページによると、大正末期から始まるとされている(https://www.hoppy-happy.com/products/hoppy/,2020年10月参照)。

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  5. 米国でノンアルコールビール登場

    ノンアルコールビールは、1920年代に禁酒法が敷かれた米国でビールの代替品として誕生したことから始まる。また、英語では「Near Beer」と呼ばれていた(「日本経済新聞夕刊」1988.9.30)。お酒をどうしても飲みたいという欲望が、ノンアルコール飲料を生んだのである。

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