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5.162021
家庭でノンアルコールビール製造ができるビールキット調査
この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
目次
家庭で製造できるビールキットの調査
前回の記事で「ソバキュリ!オリジナルのノンアルコールビールを製造します」とぶち上げた以上、まずはノンアルコールビールの製造方法を調査する必要があります。
ノンアルコールビールの製造方法は、大きく分けて三つあります。一つ目が自分で原材料を仕入れ、自分でノンアルビールを醸造する方法です。ただこれには非常に高額な出費が予想されるため融資やクラウドファンディングと言った資金調達が必要であると考えられます。
二つ目はノンアルコールビールを製造している醸造所にお金を払い、委託することです。費用や味を追求する上では理想的なのですが、一個人からの委託を受けてくれる優しい醸造所があるかは分かりません。
最後の三つ目はビールキットを購入し、自分の家で醸造する方法です。来年2022年4月には今より広い家に引っ越す予定なので、そこで購入したビールキットによりノンアルコールビールを製造していきたいです。
ビールキットでのノンアルコールビール醸造の注意点
ビールキットでノンアルコールビール製造する上で、一番気を付けなければならないのが、アルコール1%以上を超えないこと、です。
これは、酒税法という法律に関係しています。アルコール度数1%以上の飲料は税法上酒類に当たるため、酒税法に基づき、製造しようとする酒類の品目別に、製造場ごとに、その製造場の所在地の所轄税務署長から製造免許を受ける必要があるのです。そして製造された酒類に対し、酒税がかけられるのです。
もし自家醸造を行った場合、脱税となり罪に問われることとなります。もちろん例外はありますが、基本的にはアルコール度数1%未満のビールを製造することを目指します。
なお、本サイトにおけるノンアルコールドリンクの定義とは、「アルコール度数1%未満」かつ「ビール風味」という二つの条件を満たした飲料を指します。
ビールキットの調査①:ブリューランド
グーグル検索でビールキットを検索したところ、大きく分けて二つのメーカーが存在することが判明しました。
ホームページの説明では、手作りビールと自家醸造をお手伝いするショップと書かれております。
なんとこのHP、ビールキットの他に甘酒キット、ワイン醸造用品まで取り揃えているのです。上手く工夫すれば、ビールの他にもワインでアルコール度数1%未満のノンアルコールワインが醸造できるかもしれません。
まず、ビールのスターターキットを購入するのが良さそうです。ビールのスターターキットには、8点の道具が入っているそうです。
発酵容器
実際にビールの醸造を行う容器です。ホームセンターで購入できるポリタンクとは別物であり、コックやシール温度計、二酸化炭素を放出するエアーロックとゴム栓が付属されているようです。
ビールキット缶(マニュアルレシピ付)
ビールの素となるキットです。おそらく麦汁に準ずる何かとイースト菌のパウダーが付属されているようです。種類は沢山あるため、色々な種類を楽しんでみたいです。
打栓機
王冠を瓶に打栓する機器です。これより高価な手押し式の打栓機もあるそうです。
シール温度計→発酵容器に貼ると黒い部分に温度が表示
発酵容器に貼り付けて、内容物の温度を把握するためのシール式温度計です。発酵過程で非常に大切になりそう。
ゴム栓付エアーロック
醗酵容器のフタに取付け二酸化炭素を排出する機器です。半分ほど水を入れて使用します。
比重計
初期発酵の終了の判断に使うそうです。一体どうやって使用するのか不明です。
王冠
打栓機を使用して瓶に蓋をする王冠です。
500ml中瓶48本
ノンアルコールビールの瓶詰めに使います。もうすでに美味しそうですね。
料金はビールキットが一番高いセットで税込19,491円です。
ビールキットの調査②:北海道発手作りビール
最終更新日が2011年のためサービスが続いているか分かりませんが、念のためまとめます。
取扱商品
このサイトで取り扱っているものは「ビールキット」とモルト、ホップペレットです。写真を見るとブリューランドとそこまで変わりませんが、発酵する容器が普通のポリバケツみたいです。
料金はビールキットが税抜き15,000円~17,600円です。
以上より、醸造一式が揃うビールキットは大体20,000円弱で購入できることが分かりました。品揃えの豊富さを考え、ブリューランドのビールキットを購入しようと思います。