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世嬉の一酒造がノンアルコールビール「ヒール」を発売

「いわて蔵ビール」というクラフトビールで知られる岩手県一関市の世嬉の一酒造は4月30日、業務用ノンアルコールクラフトビール「禁酒時代のヒール」を緊急発売した(「河北新報オンライン」2021.5.1)。

首都圏の飲食店から「酒類の代わりに出したいが、ノンアルコール飲料が足りない」などといった問い合わせを受けたのがきっかけ。10年ほど前から試験的な販売を重ねていたノンアルコールビールを急遽800ℓも製造し、4月30日に関東、関西にある15の取引先へと発送した。
味わいは大麦の苦味とリンゴ果汁の甘味が調和しているのが特徴。ビール党にも一定の納得感を与えられる仕上がりだ。
商品名は「飲酒自粛ムードの中でビールもヒール(悪役)になってしまっている」とのジョークになっている。佐藤航社長は「苦しんでいる飲食店を少しでも応援できるように、しばらくの間製造を続けたい」と話した。

 

【参考】禁酒時代のヒール

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