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再度の道路交通法改正による需要の増加

2007年9月には、再び道路交通法が改正された。これにより飲酒運転や酒気帯び運転が厳罰化され、さらにドライバーに酒を勧めることも刑罰の対象に加わった。

この改正は、福岡市東区で幼児3人が飲酒運転の犠牲になった事故などを受け、警察庁は道路交通法で罰則の対象になっている「酒気帯び運転」の基準値の引き下げが可能か、本格的な検討を始めたことに端を発する(「朝日新聞」2006.9.10)。この事件により飲酒運転が社会問題化されたことで、郊外の飲食店での売上不振が鮮明となった。

これを受けすかいらーくグループのジョナサンは、当時扱っていたアルコール度数0.5%の製品から、度数が0.06%未満のノンアルコール飲料「モルッティ」を2007年3月に切り替えた。この0.06%未満という数値はジュースなど通常の清涼飲料水と同程度である(「日本経済新聞朝刊」2007.3.7)。

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