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ノンアルコールドリンクの「アルコール感」の出し方について

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お酒の味を模すノンアルコールドリンクにとって、「アルコール感」を出すことは非常に重要なことであると考えます。なぜならば、ノンアルコールドリンクの主要ターゲットは普段お酒を飲む人のため、お酒の味に近いという「アルコール感」をださないと、飲むインセンティブが無いからです。

本記事では、各メーカーの「アルコール感」を出すための取組をまとめました。

キリン「フリー」のアルコール感

キリンビールが発売した「フリー」は、業界初の完全ノンアルコールビールながら本物のビールに近い味わいが話題となりました。果たして、どのように「アルコール感」を出しているのでしょうか。

まず、キリンによる特許文献、「アルコール感が付与された非アルコール飲料およびその製造方法」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jabes/24/0/24_337/_pdf/-char/ja,2021年3月閲覧)によると、「アルコール感」とは、アルコール飲料を飲んだ時に感じるアルコール特有の刺激感のことを指します。

その特有の刺激感を出すために、フリーにはトウガラシにも含まれているカプサイシン類の辛味付与成分や、プロパノールというえぐみ風味を付与できる物質が付与されています。

わざとえぐみや辛味を付与して、アルコール感を表現しているのですね。

アサヒ「ドライゼロ」のアルコール感

ビールは麦汁を発酵させてつくるため、ビール製造各社はノンアルコールビールにおいても麦汁を使って味をつけてきました。

その中で、アサヒが発売したノンアルコールビールが「ドライゼロ」です。なんとこのドライゼロ、水あめなどの糖類を中心に味つけしており(「朝日新聞」2012.1.11)、麦汁を一切使用していません。これにより、麦汁の余分な甘みがなくなり、ビールに近づけた味を表現しています。

ノンアルコールビールには麦汁を使用しなければならないという既成概念を覆した大ヒット商品ですね。

のんある晩酌 レモンサワー

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最後に紹介するのは、2020年3月2日に発売したばかりの「のんある晩酌」です。この商品には、「レモンサワーありのまま製法」が採用されています。

「レモンサワーありのまま製法」とは、レモンの香気成分をノンアルコール飲料に封じ込め、焼酎由来の旨味をノンアルコールのエキスとして凝縮させるサントリー独自の製法のことです。これにより、レモンサワーの「アルコール感」を付与しています。

私も一度飲んで見ましたが、まるで本当のレモンサワーを飲んでいる気になるクオリティの高さでした。

以上、各社の「アルコール感」を出すための取り組みをまとめました。少しでも多くのノンアルコールを飲み、今後も再現度が高い製品を探していきたいです。

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