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4.112022
最近増加傾向?クラウドファインディングでプロテインが入ったノンアルドリンクの販売が流行る理由
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目次
プロテインが入ったノンアルドリンクとは?
最近ノンアルコールドリンク界隈で騒がれているのが、プロテインが入ったノンアルドリンクの存在です。
このジャンルの先駆けは、ドイツから上陸したレモンフレーバーのノンアルコールのプロテインビールである、「ジョイブロイ」であると言われています。
ジョイブロイは、一時期クラウドファンディングのCAMPFIREでお金を募り、目標金額500,000円に対し1,233,000円を集め、支援者のリターンとして配られました。この募集は2019年のことなので、完全に先駆けであると言えます。
その後にノンアルドリンクとして出てきたのが、健康食品を開発・販売しているイムレ-・バイオテックから発売された「BeRule」です。この商品は2021年10月にCAMPFIREでお金を募ったため比較的新しいものとなります。
こんな感じで徐々にプロテイン入りのノンアルドリンクの種類が出始めていますが、実はノンアルとプロテインは非常に相性が良いのです。筋トレの後には、様々な理由によりアルコールを摂取しない方が良いと言われており、お酒を飲めない代わりにプロテイン入りのノンアルドリンクを飲むことで、お酒を飲んだつもりでプロテインを摂取できるのです。まさに一石二鳥ですね。
プロテイン(たんぱく質)の効能
そもそもプロテインとは、英語で「protein」と書く通り、たんぱく質のことです。日本では成分そのものではなくたんぱく質を摂取するためのサプリメントを指す言葉として使われるケースが多いイメージです、特に粉末状の商品を牛乳等に溶かし、筋トレ後に飲む人がプロテインの代表的なイメージです。その他、プロテインを配合したドリンクやお菓子なども販売されています。
ちなみにたんぱく質は、炭水化物、脂質と共にエネルギー産生栄養素の一つであり、全ての動物および植物の細胞を構成する主要な成分です。
そんなたんぱく質を意味するプロテイン、どのような効能があるのでしょうか。
①身体の調整機能
たんぱく質は皮膚や髪の毛、筋肉などを形成し、ホルモンや免疫物質などの調整機能をつくる材料にもなっています。そのため、タンパク質を摂取することは、日々消耗している身体の一部の回復に必須のものです。筋トレの後にプロテインを摂取するのはこの機能が働くからなのですね。
②脳を働かせる機能
なんと、脳の機能や成長をつかさどる神経細胞もタンパク質でできています。脳は多数の神経細胞がつながったものですが、それぞれの神経細胞に情報を伝達する役目をするのが神経伝達物質です。神経伝達物質をつくるにもタンパク質の構成成分である必須アミノ酸が必要なのです。
なぜ大手メーカーはプロテイン入りのノンアルドリンクを発売しないのか?
なんとなく今後市場のすそ野がひろがりそうなプロテイン入りのノンアルコールドリンクですが、まだサントリーやアサヒ、サッポロ等の大手メーカーから発売されていません。それはなぜなのでしょうか。
その理由の一つとして考えられるのは、とにかく「味が劣る」の一言に尽きます。粉のプロテインも妙なクセ(甘味)を強く感じますが、特にビールテイストのノンアルだと後味にそのクセが強くこびりつきます。トクホや機能性表示の商品をいくつか発売している大手ですが、このプロテインの味のクセを取っ払った商品の開発ができてないと予想されるのです。そのため、大手ではないメーカーがテスト的に販売している状況が続いていると見られます。
ですが、技術は進歩していくものですので、本当に美味しいノンアルドリンクが発売されるのを待ちたいですね。
プロテイン入りのノンアルコールドリンクは?
①ジョイブロイ
ドイツから初上陸した、レモンフレーバーのノンアルコールの「プロテインビール」です。ノンアルコールのため、 アルコールによる筋肉分解の恐れがありません。なんと、一本で 21gものタンパク質を含んでいます。ドイツで製造され、輸入はMuscle Deliが手掛けていました。
今は残念ながら日本で手に入れることはできませんが、いつかは飲んでみたいノンアルドリンクです。
②BeRule ラガービールテイスト
- トレーニングに励む台湾の若い男女にヒットしているノンアルコールビールテイストプロテイン飲料、「BeRule」の新フレーバーである「ラガービールテイスト」です。
- 2021年4月に台湾にて実施したクラウドファンディングで、1,200万円以上の支援を集めて発売された製品のようです。
- ビールのような苦みとのど越しがある味わいをお楽しみいただける、ラガービールテイストのプロテイン飲料です。
- 限りなくラガービールに近い味わいに近づけることに徹底的にこだわりましたので、ビールによく合う焼き鳥や唐揚げ、餃子、ソーセージ、魚などのお料理と相性抜群です。
- イムレー・バイオテック株式会社が製造しております。
苦み | ★★ |
甘み | ★★★ |
再現度 | ★ |
コスパ | ★★ |
色は非常に薄く、ビールの雰囲気はでません。 泡の立ちも強くありません。 香りは若干麦を感じますが、ビールの風味は弱いです。 一口目から強い酸味を感じ、その後若干ホップの苦みを感じますが、ビールの味は弱いです。 炭酸は弱いです。 後味にプロテインの味や粉っぽさを感じます。 ノンアルビールというより、プロテインドリンクとして飲むのが良さそうです。
③BeRule ジンジャエールハイボールテイスト
- トレーニングに励む台湾の若い男女にヒットしているノンアルコールビールテイストプロテイン飲料、「BeRule」の新フレーバーである「ジンジャーエールハイボール」です。
- 2021年4月に台湾にて実施したクラウドファンディングで、1,200万円以上の支援を集めて発売された製品のようです。
- ハイボールに限りなく近く、生姜のピリッとした辛さのある爽やかな味わいをお楽しみいただける、ジンジャーエールハイボールテイストのノンアルコールプロテイン飲料です。
- 脂っこさを炭酸が流してくれるので、ステーキやローストチキン、唐揚げ、ラムのグリルなど、お肉系と合うのはもちろん、唐辛子や胡椒、山椒などのスパイスを使った料理にも相性抜群です。
- イムレー・バイオテック株式会社が製造しております。
酸味 | ★★★★ |
甘み | ★★ |
再現度 | ★★★★ |
コスパ | ★★ |
色は非常に薄く、ハイボールの雰囲気はでません。 泡の立ちも強くありませんが、それほど弱くありません。 ハイボールとジンジャーエールが混ざったような香りを結構しっかりと感じます。 一口目から強い酸味を感じます。 ウイスキーの味が口に入れた瞬間はしっかりと感じられます。 後味にプロテインの味や粉っぽさを感じます。 プロテイン入りのノンアルドリンクという触れ込みですが、結構再現性が高いです。